社会問題

障がいのある方も、障がいのない方と同じように平等に権利が保障される社会に!

2019年1月29日

先日の夜、「こんな真夜中にバナナかよ」の実話である映画を見ました。難病(筋ジス)の主人公が、前向きに夢をもって心自由に生きながら、周りの人たちを巻き込み励ましながら生き続けた姿に驚き、感動しました。一人ではできないことが多くても、みんなに助けてほしいと訴え続け、42才で亡くなるまで500人のボランティアが係わったそうです。

 障がいを理由に差別することをなくすためには、社会全体の理解と差別の禁止、合理的配慮の義務化、相談体制があることが必要です。神奈川県も「ともに生きる神奈川憲章」をつくりましたが、憲章を啓発するだけでは不十分です。東京都は2020年オリンピック・パラリンピックをふまえて「障がい者への理解促進、及び差別解消の推進に関する条例」がつくられました。

 不当な差別の禁止、合理的配慮の提供の義務化、相談体制の確立が柱となっています。昨日、医療的ケアが必要なお子さんが、希望する地域の学校に通えず、養護学校適児とされ、地域の小学校から排除し、分離別学を強制、差別を受けたお子さんについて教えていただきました。保護者の教育選択権や本人の学習権が侵害されていることになる例です。幼稚園に通い、お友達と過ごし、地域の小学校に通えると楽しみにしていたそうです。

 以前私が相談を受けた方も、器官切開でたんの吸引が必要なお子さんでしたが、市より看護師の配置が行われ、地域の小学校に入学できました。

 神奈川県も条例を制定して障がいのある方が、差別を受けることがないように障がいのない方と同じように平等に権利が保障されるようにすべきです。皆さんと一緒に条例の制定を求めていきます。