県政

村岡新駅と周辺開発は住民不在のまま進めるべきではない!

2019年1月23日

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 JR東海道線の藤沢駅と大船駅間に村岡新駅を設置し、村岡地区・深沢地区を開発する計画が急浮上し、進められようとしています。

駅の間はわずか4分間で、駅を出発したら2分で到着する村岡新駅は武田薬品のすぐ前です。東京から大船駅を過ぎ、ちょうど武田薬品のあたりで「間もなく藤沢駅です」と社内放送が入る位置でもあります。私は現実性が薄いと考えますが、すべての東海道線が停まる駅なのでかも不明です。

 1月18日に村岡新駅設置協議会と県・藤沢市・鎌倉市は連盟でJRに対して要望書を提出しました。要望書には、「本格的な人口減少の到来が見込まれ、少子高齢化の進展、コンパクト+ネットワークの考え方のもと、住宅や公共施設など集約した湘南地区における新たな都市拠点の形成、両地区一体的なまちづくりに取り組みため、新たな駅の設置を」となっています。人口減少や少子化、高齢化としているなら、優先して進めるべきは開発ではなく医療や子育て支援、高齢者、障がい者福祉を充実させていくことではないでしょうか。県も市も赤字財政でお金がない、財政が厳しいと市民に我慢をしてくださいといいながら、一方で湯水のように住民の税金を使うのは間違っています。駅の設置に170億円、さらに周辺の開発は、300億~400億円と予想されています。

 周辺の皆さんが望んでいる生活道路の整備や、コミニティバス、デマンドバス、乗り合いバスなどを走らせるなど住民要望こそ実現させることが求められています。元職員の方や市民の方からも「村岡新駅はいらないです。駅使いません。それよりも福祉に使うべきです」とご意見が寄せられます。住民不在で進めるべきではありません。商業施設や未病産業を呼び込む企業支援のまちづくりはやめてほしいの声を一緒にあげましょう!