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もみじ坂景観改善工事費 2億900万円 にぎわいの創出?

2018年12月5日

 補正予算案に3500万円、総額2億900万円のもみじ坂景観改善工事費 

 現地を木佐木議員と視察し、工事内容について説明してもらいました。

 前川國男氏が設計した横浜市紅葉ヶ丘地域の県有施設の魅力を引き出し、賑わいの創出につなげるため、ラグビーワールドカップまでに景観改善工事を行うという説明です。

 地下通路(アンダーパス)を埋めて植栽をとり、新たにL字型階段を設置、青少年センター前の駐車場を改修し、芝生広場をつくり多目的広場にするそうです。遊歩道の整備、建設当初に近いデザインの外灯を設置するとの説明でした。

 スケジュールは1月から工事準備、3月から8月末までの予定になっています。

 現地を見て感じたのは、坂道を登ってさらに階段利用による障がい者や高齢者のためのバリアフリー対策が必要ではないか。また駐車場が71台から40台になる影響は大きいのではないかなどです。本来、青少年センターも音楽堂、図書館、能楽堂も建物の中で質の高い文化・芸術の観賞、また利用などが本来の目的です。文化・芸術は賑わいでしょうか?

 建物や設備の老朽化による修理・修繕、また機能の充実を行うことは重要です。また災害時の利用者の安全を万全にし、命を守ることが優先です。青少年会館外壁のクラックは大丈夫でしょうか?

 車いすの方や、高齢者の方の階段利用は大変ではないかの問いに、横の坂道の歩道を上がってもらう。またタクシー利用や車の送迎利用でとの説明でした。劇場やホールは、利便性が重要です。

 予算委員会の質問で知事は「もみじ坂を登ってくると、それだけで何かわくわくするような、そんなところにしていきたい。地域全体を文化ゾーンという香りが漂ってくるような、そんなところにしていきたいと考える」と答弁しました。

 文化ゾーン、にぎわいの創出に2億900万円。それよりも私は県民が望む子育て支援や高齢者、障がい者福祉の予算こそ優先してほしいと思いました。