活動日誌

多様性の違いを尊重する

2018年11月19日

 神奈川県ろうあ者大会に参加しました。「大会宣言」には、ろう学校では手話を学ぶ授業がない。ろう舎の言語としての手話をカリキュラムを設けて学ぶことが必要。手話推進計画にろう学校・特別支援学校の職員全員に、手話を習得してもらう研修の実施を盛り込むよう取り組む。また重複障がい者に対して自立して生活と活動を支援する施設を県内に設けるよう取り組むなどが盛り込まれています。

 そして「大会決議」には、

 *障がい者権利条約に則り、聴覚障がい者に関する施策は当事者と協力して進めることを求めよう。  

 *災害等緊急時における聴覚障がい者の安全、安心を確保できる体制を早急に確立させよう。

 *重複障がい者及び高齢聴覚障がい者が安心して暮らせる社会を早急に実現させよう。

 *聴覚障がい者が活き活きと働き、自分の能力を発揮できる職場環境を整備させよう。

  などが主な内容になっています。

 来年、県内の聴覚障がい者団体と神奈川県聴覚障がい者連盟は、一本化し一般社団法人への移行を行う予定になっているとお話がありました。現在もさまざまな課題があり、障がい者の方々が安心して暮らせる社会になっていないことくを強く実感する大会でした。

 皆さんの手話は心のこもった、やさしい手の動きでした。思いが伝わる手話に魅了され心が温まる会場でした。

 私たちも差別や偏見のない社会、多様性の違いを尊重する社会にむけて皆さんと力をあわせて頑張ります。