活動日誌

数学にも道徳的な判断力の育成!?

2018年5月14日

 自由法曹団の弁護士が解説する憲法シリーズ

 2019年から中学校で、道徳の教科化が行われます。今、国会の議論を見ている子どもたちに、どんな顔をして政府は道徳教育を始めるのでしょうか?安倍政権の道徳心こそ自らただす時です。

 藤沢の学習会で「道徳」が教科にされるだけでなく、道徳以外の教科も道徳化されることがわかりました。中学校数学の「学習指導要領解説」には、数学科の目標にある「数学を活用して事象を論理的に考察する力」「数量や図形などの性質を見いだし統合的・発展的に考察する力」を高めることは、道徳的な判断力の育成に資するものである?と示されているそうです。数学も道徳ですか?驚きました!

 中学校道徳教科書の検定申請が8者(社)行われ、検定意見数は合計184件だそうです。今年の夏に採択され、19年度から使用が始まります。22年度から実施の学習指導要領では、「現代社会」がなくなり「公共」が必修科目に。私たちが現代社会で学んだ、「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」「思想信条の自由」を子どもたちには、必ず学んでほしいです。

 政府に都合のよいことでけ教える教育を進め、平和主義を防衛に書き換え、愛国心を強調し子どもたちに押し付けることはやめてほしいです。

 検定に合格した教科書は、学校で調査研究が始まります。市民は展示会で教科書をみることができます。教科書の内容も見ていただき、声をあげましょう。子どもたちの人権・平和・自由を守るために力をあわせましょう!