県議会

文教常任委員会

2017年9月29日

 私が所属する文教常任委員会が行われました。午前中は、議案や報告について説明があり、午後は自民党さんと民進党さんの質問でした。県立高校の再編・統合計画で、今回は三浦臨海高校と平塚農業初声分校が一緒になり、校名が「三浦初声高校」になるそうです。どちらの校舎も使用するので、教室移動の時間がかかる、そのため昼休みを長めにとる?と説明がありました。昼間の定時制や総合学科など特色ある高校づくりと、次々と再編や統合、高校名を変える「県立高校改革」がすすめられてきました。質問でもありましたが、学校や教員、卒業生、地域の方々などに説明もなく、これまで進めてきたことについて意見を言いたくなるのは当然のことです。

 いったい誰のための高校統廃合や校名変更なのでしょうか?そのたびに振り回されるのは、子どもたちです。生徒たちが安心して学べる環境整備、これからの進路や将来のことを落ち着いて考えられるように整えていくことが県教委の役割ではないでしょうか?

先日、ある先生から、「高校は伝統や歴史があり、地域の方々の愛着があります。卒業生の皆さんにとっても思い出の場所です。県の都合によりコスト削減で学校を次々なくさないでほしい」と言われました。「子どもが減るからというが、受験で落ちてる生徒がいるのに何故、今減らす必要があるのか」と。私も同感です。希望する高校に子どもたち全員が入学できるようにすることこそ求められています。

 エリートの生徒たちを育てる学校づくりの説明を聞きながら、不登校や中退、引きこもりになっている子どもたちが学校に通えるように、ひとり一人が大切にされる学校にするために、県は力をいれてほしいと思います。私の質問は2日の午後の予定です。