活動日誌

砂浜全体の回復の海岸保全施設整備事業

2017年7月14日

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 西湘海岸(酒匂川から大磯港)の区間、砂浜全体の回復を図るため、国の直轄海岸保全施設整備事業が着手されています。H19年、台風9号により西湘バイパス二宮インター付近で砂浜が消え、護岸が倒壊する被害がありました。

 二宮町の渡辺議員と一緒に、畑野君枝衆議院議員控室で、国土交通省 水管理・国土保全局海岸室の企画専門官と懇談しました。

工事内容は、岩盤型施設(6基設置予定)で土砂の移動を防ぐ保全対策。海岸浸食を抑制し、砂浜の回復を図る手法とのことです。工事期間はH43年までで、先日視察した「旧国立小児病院跡地」はH30年から使用予定だそうです。作業のバックヤードとして使い、玉石を袋に詰め、根固めをつくり、その玉石のストック場所として利用すると説明がありました。

 渡辺議員からは、バックヤードとして指定した場所は、厚労省から「子育て支援施設用地」として町が3億4千万で譲り受け、「子どもの館」構想があるもの。目的外で使用する場合は違約金が発生するのではという質問に、町が行政財産として無償で借すといっている。返還後の跡地利用は自由だと。

 4月の現地での説明会では、「住環境の悪化が心配、代替え地を探すべき」「搬入、搬出の車による振動・騒音に耐えられない」などの要望や意見がだされています。私たちは、海岸保全対策は進めるべきだと考えていますが、工事の作業用地は、再検討してほしいと要望しました。現在、県と国において検討しているとの説明でした。

 町から複数の候補地をあげられたので、その中から選んだそうですが、町の説明ではいきなりこの場所にすると連絡があった!?どうなっているのでしょうか。とりあえず代替え地の提案も行い、近隣市町の場所も含めて再検討をお願いしました。