社会問題

アスベスト住宅による健康被害について

2017年6月17日

神奈川県の県営住宅にかつて21年間住んでいた横浜市の女性が、アスベスト被害による肺気腫であることがわかり、報道されました。過去にアスベスト使用の公営住宅は、全国に2万戸以上。これを受けて県は、県営住宅のアスベスト一斉点検を実施すると14日に記者発表しました。すでに対策工事は完了しているが、過去に工事を実施した部分に損傷がないか緊急に点検を行うそうです。あわせて県営住宅のアスベスト相談窓口が開設されました。

 点検対象の中に藤沢の亀井野団地が含まれています。相談窓口は、指定管理者の住宅営繕事務所になりますが、県土整備局では健康不安についての相談はむずかしいのでないかと保健福祉局に問い合わせてみました。ホームページにアスベスト被害や相談について詳しく載せてあると説明がありましたが、高齢者の方なども含めて誰でもHPを見れるわけではありません。

 藤沢保健所に聞いてみたところ、以前県営住宅に住んでいた方から健康被害についてすでに問い合わせがあったそうです。病院の受診をすすめたそうですが、詳しい検査には、費用がかかります。これは住民負担なのでしょうか。

 アスベストを吸い込んだ可能性がある人は、23万人とも報道されています。県として県営住宅のアスベストがある住宅に住んでいた方に対して健康不安がないかどうか調査できないでしょうか。不安に応えることが必要です。