活動日誌

雨水貯留の仕組み

2014年10月14日

 昨夜の19号台風は、今日の報告によると今のところ人的被害、浸水なし。道路冠水2件、倒木1件、通行止め3件、避難者は47人となっています。大きな被害がなくて本当によかったです。風が強かったですが、雨量の状況は辻堂で62ミリとなっていました。今回の台風の対応は18号の教訓が活かされて連絡会議の開催なども早めに行われ、万全の態勢で報告も頻繁でした。

 ニュースで、タイムラインで台風に備えること、台風の時間帯に備えて計画をたてる自治体の例をとりあげていました。またエリアメールによる避難情報が一斉アクセスされる課題を示し、情報の伝え方の課題について報道していました。

 今日は、気になっていた遊水地にある「白旗廻雨水排水ポンプ」の仕組みについて担当課に聞いてみました。大雨が降ると水はまず雨水管に入りますが、いっぱいになった雨水を遊水地にためます。たまった遊水地の水は、雨が降り終わると自動的に白旗廻雨水排水ポンプが作動して、少しづつ雨水管に流され御殿辺ポンプ場をとおり境川に流されるそうです。つまり市でも辻堂などに設置している地下に埋設している貯留管のような役割をしているとのことでした。

 つまり大雨が降り続けると池は貯留量を超えてあふれることになるのです。今回は白旗4丁目付近の境川からの浸水やバイパス横の水路の水があふれたことなども水位が上がった要因だったのでしょうか。今後どうすれば水害が防げるのか、遊水地を深く掘り許容量を増やせばいいともいえないのでしょうか。

 18号は境川が満水になり、さらに雨が降り続ければ決壊も心配される事態でした。現在神奈川県では、「境川水害河川整備計画(案)」に関する意見の募集を行っています。(10月24日まで)この計画書を見ると境川周辺の人口はS49年は66万人でしたが158万人に増えていて、都市型水害となっています。今回、今田遊水地の効果はどうだったのでしょうか。これからも続く異常気象による水害の不安はつきません。是非皆さんも県の河川の水害対策の強化を求めるパブコメを!