私の思い

静かな秋の夜に・・・

2016年9月16日

 今夜は中秋の名月です。時々雲の影に姿を隠しながら月がそっと秋を伝えています。虫の声が響き渡りだいぶ過ごしやすい夜になりました。

 連日ニュースで報道されている豊洲新市場の地下の空洞部分と溜まった水。富山市議会の議員の政務活動費の水増し問題。どちらも共通して水?盛り土の費用も政務活動費も、庶民の税金です。みつからないと思ったのでしょうか。どうしてこのようなごまかしばかり、怒りと同時にあきれてしまいます。

 先ほどきた県のメールで、津久井やまゆり園の建て替えは課題もあり決まらず、亡くなられた19名の方々の「送る会」は、ご家族のご意向もあり見送られたとのことです。

 先日、津久井やまゆり園に入所し、7年前に事故で弟さんをなくされたご家族の方からお話しを聞きました。弟さんの存在は、家族の間の「絆」そのものだった。毎年夏に弟さんを囲んで家族親戚が集まり旅行にいっていたそうです。県直営の時は家族も一緒に職員さんたちと運営に参加していたとお聞きしました。

 突然奪われた尊い19名の方々の命の重み。私たちは深く胸に刻んでいきます。県の施設に入所しているから安心とご家族も思われていたでしょう。その信頼を大きく変えた事件となってしまいました。

 私たちは、代表質問で「警察の情報伝達のあり方、防犯対策の助言・指導について適切だったか、今回の教訓を今後にどう活かしていくのか」と質問をしました。警察本部長は「状況に応じた必要な措置は取ってきたものと認識しておりますが、多数の方々が死傷されたことを重く受け止めています。捜査結果を踏まえつつ、教訓とすべき事項があれば、今後の警察活動に活かしてまいりたいと考えております」と答弁しました。

 失った命を無駄にすることなく、同じことが繰り返されることがないようこれから私たちも力をあわせていくことが必要です。