活動日誌

避難中の生活再建支援と健康管理が必要

2014年9月27日

 川名自然フォーラム公開例会 糸長教授による「原発事故による里山くらしの崩壊と回復にむけて」福島県飯館村民への支援活動を通してに参加しました。飯館村は全村避難中ですが、村では住宅地を中心に除染を進めているそうですが山林の除染は困難です。村長は2年で戻ると発言し、帰村に前向き、村の7割が山林ですべて伐採するしかないが洪水がおきてしまう危険がある。村民アンケートでは、7割が国の除染基準年間20ミリシーベルトでは戻らないとし、その基準で帰村すると回答した人は2、4%だそうです。避難解除の決定は自分たちの意向を村民投票などの形で反映させてほしいと。そして村民は除染より補償、暮らしの再建にお金を使ってほしいと望んでいるそうです。

 

 国や県、村は住民に放射性物質の正確な情報を知らせず、避難が遅れました。村民は行政に任せられないと信頼を失い村民投票を選んだとのことです。「原発災害復興二拠点居住権」(仮)は、避難の権利、分村建設の権利、還村の権利の三権。放射能汚染されたエリアの方々の権利。村民は一時帰宅権を保持する。土地は30~50年の定期借地権を国が提供。村民に借地権料を提供などが含まれています。

原発事故から3年がたち、東電や国の責任があいまいなまま風化し、忘れられていく放射能被害や被災者の方々。政府は除染して村民に帰村を迫る方針ではなく、生活再建支援、長期的な健康管理の施策こそ望まれているのお話に共感しました。今後、原発事故は二度とおこしてはならないことです。国民世論を強め再稼働をやめさせましょう!