活動日誌

県自然環境保全審議会 自然保護部会が開かれました

2016年2月1日

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 アゾラ・クリスタータ(シダ類)が藤沢市宮原の用水路を埋め尽くしています。冬は赤い色で夏は緑色、鵠沼のはす池にも発生しています。外来生物として県では確認情報あるが定着しているかは不明と分類しています。藤沢では2013年に発見され増えていることが確認されています。胞子で増えるので農家の方は田植えの前に取り除くのに苦労されているそうです。今回も部会の委員から指摘がされていました。

私が所属している「自然環境保全審議会 自然保護部会」が開かれました。県民の皆さんからも計画案にパブコメでご意見をいただきましたが、議題は「かながわ生物多様性計画(案)についてとアライグマ防除実施計画(案)」についてでした。

 私は、神奈川県自然保護協会の調査し選定した生物多様性ホットスポットを生かすべきこと、県庁内や市町村の各部局の連携(開発許可などについて)を十分行うこと、県民の保全行動主体的な行動促進には、県民や企業から指導者を要請されたら紹介できるよう県内の専門家を把握し連携すべき、またアライグマの侵入が始まった地域など分布の拡大、生息分布域の縮小は具体的にどう取り組むのかなどを質問しました。

 他の委員や部会長からも、生物多様性に関する指標一覧について、県としてレッドリストの事業化に取り組むべき、県としてお金と人を確保し進めるべきことの貴重なご指摘や意見がだされました。今回の審議会にあたって自然保護に取り組んでいらっしゃる方からご意見もお聞きしました。また各委員さんからの発言であらたな課題や意識をもつことができ、大変勉強になりました。

 今後、審議会での意見・要望・指摘が計画案に生かされることを希望します。県民と事業者、行政が連携・協力して生物多様性の保全のための行動をとることが望まれています。今後県議会では、環境農政常任委員会に報告され、3月に計画策定の予定です。