活動日誌

なんのためにするのかわからない新制度。希望する子どもたちが保育園に入れる制度に!

2014年9月15日

 「子ども・子育て支援新制度」市民説明会が開催されました。敬老の日の祝日でしたが、NDビルの会議室の会場は、お子さん連れのパパ・ママの姿が多くいっぱいでした。担当課の説明後、質疑が行われさまざまな意見がだされていました。保育料はどうなるのか・すでに保育園に申し込んでいるが認定申請は必要か・認可外保育園・幼児教室はどうなるか・幼稚園は給付型への移行を決める基準は・待機中のポイントは変わるか・短時間・長時間認定はどのように決められるのか・延長保育・一時保育の違い・幼稚園の申請と2号認定の申請は可能かなど制度のわからない・不安な点について質問がだされていました。

 

 「何故、給付制度に変えるのか、わからない!保護者・利用者へのメリットは何か」と質問がだされました。親の働き方、勤務時間により認定時間が決まる制度で、認定申請をしてみないとわかりません。給付施設に移行した園では、所得に応じた保育料にはなりますが、今のところ、藤沢ではほとんどの幼稚園はそのままです。藤沢市の保育料についても検討中でわかり次第お知らせしますとなっています。

 会場からも意見がでていましたが説明会に参加した方からも、「何故待機児解消になる新制度にしないのかこれは子育て支援ではない。何のために新制度にするのかわからない」とがっかりされていました。「希望する保育園に入りやすい制度にしてほしいのに!」切実な保護者の願いです。複雑な仕組みで短時間の中でしたので皆さん理解されたでしょうか?

 保護者の選択は10月からの認定申請、幼稚園は願書の配布や提出となり、まったなしです。矛盾がいっぱいで財源も保障がなくわかりにく新制度。内閣府は行政の大変さや現場の混乱を想定できないまま強引に進めようとしていて無責任ではないでしょうか。これから新制度について問い合わせが担当課に増えそうです。十分な職員の配置を求めていきますが、私たち共産党市議団は子育てしやすい社会には、ほど遠い新制度の実施は見送るべきと思っています。