社会問題

県民の理解とあたたかい寄付でささえられている

2015年8月1日

 

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保護者が工事して引き込んだ水道管

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 共産党県議団6名で、横浜の朝鮮学園を訪問させていただきました。校長先生、教育会の会長さんと懇談後、校舎の見学もさせていただきました。水道管が老朽化して、直接生徒たちは、水道から水を飲むことができなかったそうです。保護者の方が市の水道から直接管をつないでようやく飲めようになったという写真です。生徒たちは、暑い中でも元気よく舞踊や楽器の演奏の練習、サッカーやバスケの練習も行われていました。

 保護者への寄付をつのり、今回の水道管、グランドの整備や一部のトイレ改修、教室にエアコンの設置を行ったそうです。県からの経常費補助がなくなり、学校の運営は厳しくなるばかりで「校舎の耐震は?」とお聞きすると、耐震診断も、もちろん補強もできていないとのことでした。校舎は築40年経過していて生徒たちの命に係わることです。保護者の方々が心配するのは当然で、早急な耐震診断と補強が必要です。施設整備もぎりぎりの状態でおこなっているそうで学校にとてもそんな余裕がないとの説明でした。

 去年は小・中・高で韓国籍が64%、朝鮮籍31%、日本籍5%で、4世から5世で日本で生まれ育った子どもたちです。神奈川県のイベントにも数多く参加してくれています。

校長先生は、学校は県民の理解とあたたかい寄付で支えられていると話されていました。経常費補助がなくなり、保護者への学費補助に変わりました。子どもの権利条約にもあるように子どもたちには、等しく学ぶ権利があります。政治問題と学校や子どもたちは、切り離すべきです。一部の外国籍県民が差別されることは、人権侵害であり、多文化共生にも反することではないでしょうか。

 今日の記者発表で知りましたが黒岩県知事が、友好提携を結んでいる韓国を訪問されるようです。